2022年8月17日水曜日

愛とエロスと忠誠と…『ラッキードッグ1』プレイ感想

 ご無沙汰しております。私です。


ラッキードッグをプレイいたしました!!

面白かった~~~~!!!!


各彼氏の感想です。足早に生きますよ!


ジャンカルロ

いや~~~~~~こんなエッチボーイがいていいの?(トワ君以来二度目)

BL界隈、よく「なんでこいつがモテるんだ?意味わからん」みたいなキャラが多数出てきますがジャンは文句なしの愛されドッグ。かる~いチンピラかと思いきやジジ受け良し、ユーモアあり、度胸があって適度に適当だけど腹をくくったら天下一!
それにどのレビューでも言われておりますが声が…エロイ…可愛い…チンピラっぷりが自然に出てきてちょっとかわいくて愛想のいいチンピラからの包容力の二代目ボスまでの、わんこなエロスからケツで抱くエロスまで全部持ってる…!

というか脱獄と抗争を通して、ジジ様たちの荷物持ちと鍵開けと牢屋に入るのが仕事みたいな下っ端構成員で銃も持ったことない、拷問もしたことない、たぶん人を殺したこともないようなチャランポランタンなチンピラ・ジャンカルロが、この世の飴も鞭使いこなす冷酷さと包容力の両方を育てていくのがま~~~~~たエッチ。たまらん。

あんな陽の光に溢れていたジャンカルロが腹くくって裏切り者の眉間を銃で貫くんですよ。仲間のためにロケットランチャー吹っ飛ばして敵のはらわたぶちまけるんですよ。信じらんないよ~~~~!でもその光が失われないのがジャンカルロのボスたるゆえんで魔性のゆえん。

そら彼氏たちも堕ちるわな。と納得するしかない。

基本的にジャンと彼氏たちは恋人関係でラブな感じになるわけですけど、その裏にはパートナーシップというより、主従関係が濃いんですよね。愛と忠誠は似ているとはベルナルドの言だけど、愛はエゴイスティックで忠誠は相互に与え合う愛と庇護、尊敬と献身があるんですよ。きっと彼氏たちは心の底からジャンの足元に跪いてキスをするんだろうな~あんないい男たちが~~~!と思うと堪らないです。

女王様と間男が好きな私にはもう全彼氏が最高でした…。全員と円満に交際してほしい…。


そして「声がいい、かわいい」という理由でファースト彼氏に選ばれたジュリオ。

「俺、あたまおかしいから…」って懇願するジュリオーーーーーーー!可愛いよーーーーーーーーー!
「あなたの死ぬところが見たい」ってジャンの射精をじっと見つめるとか怖すぎないか?!と思いつつもブレないジュリオたんは可愛い…。死体を捌くのが人間とのコミュニケーションだと思っているジュリオたん…初めてジャンとエッチして「ナイフよりこっちのほうがいいだろ?」って言って泣いちゃうジュリオたん…かわいい…かわいい…そんなジュリオたんの覚えのよさに翻弄されるジャンの「こんな気持ちイイなんてしらねえよお」もめちゃくちゃエロかったです。
でも事後に「あ…お尻…死体みたいにぽっかり空いている…いやらしいです」っていうのがまたブレなくて…趣味嗜好はそのままジャンとラブな感じになるのが本当に可愛いんです。
趣味嗜好はそのままだけど、自分の隠れ家にジャンを呼ぶときは恥じらったり、ジャンを貶す人がいたら怒ったり、過激と初心の間をさまようジュリオたん…
そんなジュリオたんですがTRUE ENDでめちゃくちゃスーパーダーリンなところを見せてくれて…!実は作中でストレートに容姿を褒められることが多いのはジュリオだと思います。(おそらく体格もよい)普段のジャンに対するふるまいで気づきませんが、ここぞというところでいい男っぷりを見せてくれるので、周りにいる(かわからないけど)ファンたちはその瞬間鬨の声をあげて二人を祝福したことでしょう…そのくらい素敵なエンドでした。

ラキド積年の想い枠はジュリオとベルナルドだと思うんですが、ジュリオはホラーでベルナルドはセンチメンタルジャーニーなのすごく不思議ですね。


二人目の彼氏はルキーノ。

軟派で粋な伊達男風で登場した彼ですが、実は妻子と生き別れた過去を持つ男。そう、過去に傷を持つ男を好きにならないはずがないんです。

マイペースでおおらかでジャンがボスになることにも異論がなく、そのくせ綺麗好きでこだわりさんなところもある…ええ…魅力的やん…
特にデイバン編に入ってからの細かい人物描写が立体感あって好きなんですよね。これは全彼氏に言えることですが、彼らの日常(?!)に入ると少しずつ本来の姿が見えるんです。

脱獄~逃亡中は緊急事態ということもあって、緊迫感があったのかしら。ジャンも言っているけど、デイバン編に入ると少しずつイメージが変わっていくんです。前半~中盤でそれぞれのキャラクターの記号的ともいえる大まかなキャラクターを印象付けて、各ルートに入ると彼らのバックグラウンドや立場も込みの詳細な人間描写が、沼に突き落とすというか、キャラ萌えをさせるのが巧みだなと感じます。ふふ……

伝統的なイタリア男、彼は自分たちのことを「イタリア人」と呼びます。これがすごくアメリカ的だな~と思い…アメリカ移民ではあるけど、ルキーノのアイデンティティはイタリアにあるんだな、ということがわかる。そしてカタギを「種を撒く人」、敵地に向かう自分たちを「黙示録の騎士」と例えたりかなーりキリスト教(おそらくカトリック)的な価値観が強いのまたルキーノ。後ほど紹介しますが、これがとてもアメリカン・ドリームの強いイヴァンとの対比なんです。すげ~~~~~
それぞれの彼氏ごとに描く価値観がまったく違ったりするので同じ舞台でも全然違う視野での物語が見えて、分岐のあるゲームならでは…!私は一体なんのゲームをやっているんだろう…!(成人向けボーイズラブゲームです)

そしてエロでの会話がめちゃくちゃ色気がなくて笑えて楽しいのもこの二人!!!!「出る。たっぷり出すぞお!」とクライマックスに叫ばれた時はもう爆笑でした。でもエッチなんです。シリアスな物語の中できちっとエロコメディ入れてくるの何?楽しい。

イケイケおらおらなルキーノが見せる弱さや過去を無理矢理忘れさせたり慰めたりするわけでもなく、まるっと包み込むようなそっと隣にいて支えてあげるようなそんなジャンカルロ…ハァ…
正直通常エンドは余韻が弱く、それまでのテキストや物語がよかった文もったいないな~と思ったので、ルキーノはぜひTRUE ENDあってこそ!だと思います。ギャップはないが余韻は強い。本当によいルートでした。二人の会話が楽しい。


そして三人目のイヴァン・フィオーレ!
初見では一番興味ないな…と思っていましたがもうすでに多数彼氏のBLゲームも4作目になりわかってきています…ノーマーク、もしくは初見のイメージがよくない彼氏ほど大穴かつ沼だと…!

全員好きになりたくない!と思いながらBLゲームは毎回プレイします。今回も「イヴァンはちょっと…」みたいな気持ちで終わりたかった。終われなかった。(結論)

(続きは…後日気が向いたら!)





2021年4月9日金曜日

スロウ・ダメージ プレイ日記 ~エンディング その1……までいかなかった主に世界観について~

 ※もうちょっと経ったらタイトルも内容に即したものにします※

2021年2月にニトロプラス・キラルから発売された成人向けBLゲーム、スロウ・ダメージ。


「まんじゅう怖い……」さながら発売時から情緒を揺さぶられることを恐れて、paradeさんの「ルームナンバー9」と同じニトキラ先生の「咎狗の血」「sweet pool」をプレイしてまんまと情緒を破壊され、もう怖いものはないと勇んでプレイを始めました。


まだまだフルコンプには遠いですが、あまりに言いたいことがたくさんありすぎるけど、これからプレイする人には見てほしくない…!という気持ちで日記をしたためます。


一言だけいわせてくれ。


トワ、お前もまた……傾国のえっちボーイだったのか……。

(いや普通に過去作から比べて、ライターさんと、あとディレクション・制作進行管理の方のスキルが爆上がりゲームじゃありませんか? byドラマダに死ぬほどハマった人より)


二言になってしまいました。


何はともあれこれから先は未プレイの人は見ないでください。絶対見るなよ!!!!プレイしてくれ!!!!お願いだから!!!!情緒破壊されてふらふらになってからここにきてくれ!!!!


2021年4月3日土曜日

sweet poolプレイ感想 ~ニトキラ先生の運命論~

 「恋ではなく、愛でもなく。もっとずっと、深く重い──」


そんなキャッチコピーがプレイ終わった今、じわじわと胸に響いています。

ニトロプラス・キラル先生が2021年1月に発売したスロウ・ダメージをプレイする勇気がないまま、ニトキラ先生が過去に発売した「咎狗の血」、以前から気になっていたparade先生の「room No.9」を続けてプレイして打ちのめされた私。

そろそろスロダメに手を出すか…怖い…まんじゅう怖い…と思っていたら、ツイッターのお友だちが「スイートプールで肉片を浴びて来なさい!」というからすでに購入済みだった本ゲームのプレイを開始しました。


日常に紛れこむ「非日常」。 誰も気づかない。ただ、自分だけが……。

主人公・崎山蓉司は、ごく普通の学生として淡々とした日々を過ごしていた。だが、ある時を境に少しずつ周囲に変化が起き始める。


突然接触してきた同級生・城沼哲雄、変わり者で有名な翁長善弥。体を苛む奇妙な苦痛と幻覚、生々しい悪夢。果たしてそれらは本当に幻なのか。そして、哲雄と善弥の目的とは一体なんなのか……。


東京都菅見区。都市郊外にある男女共学の学園・私立駒波学園を舞台に物語は始まる──。


とまあこんな感じで始まるストーリー。

もともと学園モノBLはそんなに興味なかったのですが、「主人公がなんか産んでるらしい!」と聞いて手の平を返しスロダメ発売時のセールでまとめ買いをしました。男体妊娠好きとしては見逃せない…!


以下ネタバレ含む感想です。未プレイの方はご注意を。


共通ルート

今までのプレイしたニトキラさん作品は、ドラマダと咎狗の血。どちらもBLな展開になるまでが長く、「この人たち、本当にLOVE…な関係になるんかな…」と不安な時間が長かったのですが、sweet poolは序盤からboys'loveの波動をバンバン出して来ました。

妙に絡んでくる狂人の先輩、明るくて元気な気遣い上手の友人、じっと見つめたり無言で触ってくる得体の知れないクラスメイト…おっもう主人公への矢印が出てる出てる。

苦笑いしながらもよくある展開に安堵していたのもつかの間…なんと…

主人公の蓉司は病気がちで一人暮らし。最近も体調不良で学校を休み、結婚して家を出た姉がいるものの、負担をかけたくなくて病院にもいかない。食欲もないからご飯も食べない…

……ちょ、ま、地域の福祉の方ーーーーーー!!!!!

boys'loveの波動とかなんとかいう前に、蓉司の文化的で健康的な暮らしが不安すぎる!!病院にもいけないほど金銭の不安が?!エッ!!ちょっとお!福祉の方!あそこの未成年の子を保護して!

主人公の吐き気とめまい、これはつわりにも似た症状……とか言っている場合ではない!飢餓と貧血では?!?!?!

ぽっとでの不思議な安心感のある男ではなく、姉のところに行きせめてご飯を食べるんだ!お願いだ!

という私の願いもむなしく、蓉司はストーリーがかなり進まないと固形物を食べません。初めてご飯を口にしたときは勝手に幸せでまぶたが熱くなりました。そ、そういうゲームじゃないのに……私は蓉司くんの亡き母なのかもしれない……


ところでBLの歴史を作ってきたという噂のニトキラ先生ですが、二次創作などでよくみる「なんも食べてないから胃液しか出てこない嘔吐」のルーツはスイートプールなんでしょうか?

と思ったら、フォロワーさんから「『白鳥異伝』のオグナじゃない?」とのコメントをいただきました。乙女の性癖をバキバキに捻じ曲げた児童文学の名作、勾玉シリーズ……面白いよね。



物語が進むにつれて、主人公の蓉司、メイン彼氏の人間初心者のベイビー哲雄、悪役令嬢の善弥、気の良いギャルの睦(まこと)のそれぞれのバックグラウンドや人間関係がつまびらかにされていきます。そうなるとどんどん感情移入していってしまって、これ本当にBADルートがこの先用意されているの…?辛すぎない…?などと思うようになります。

まんまとニトキラ先生の手の中で踊らされていたのです。


哲雄END1(共倒れEND)

一周目は見事に救いのないBAD ENDでした。

内なる存在の本能と理性に揺れ動きながらも(つまり私が適当に交互に選んでいた)最後に『彼ら』の呼びかけに答え『彼らを受け容れる』という選択をした蓉司。

しかしその迷いで追ってきた姫谷に追いつかれてしまい、まさに無防備な姿で哲雄とともに銃殺……

あまりにあっけないラストにボーゼンとしました。なんてこったい……

このルートのエピローグで、かつて哲雄が虐待されていたこと、それを見守っていた蓉司と哲雄の中の内なる存在を奉る「組織」。いや保護しろよ…と思いつつ、彼らは哲雄に「優秀なオス」の資質を見出すと安全な里親に預ける。本当にヒトではなく、信仰対象の繁殖のための道具なんだなあと切なくなります。


哲雄END2(同棲END)

二周目も……エッこれは……GOOD ENDではない……?

善弥たちを殺した哲雄と蓉司を追いかけてきた姫谷に追い詰められて、満身創痍で屋上からプールへと飛び込んだ二人。蓉司は哲雄を助けたいと願いながら暗転……

二年後、どうやら小さな部屋で二人暮らしをしている様子の哲雄と蓉司。哲雄の声に抑揚が……!声からしていかにも幸せが滲んでいます。

でも一方で、蓉司は?台詞には「」はなく、頭に──がついているだけ。

そして最後、「心が軽くなっていく」と言います。

おそらく、哲雄を助けた蓉司はそれこそ「おんぬし様」のような身体なのか、意識だけで哲雄に見える存在なのか。

そんな蓉司から見た哲雄の笑顔。この作品で唯一といってもいいほどまばゆいほどの哲雄の笑顔が本当に素敵なのに……蓉司……!

「自分は幸せだった。だから、どうか、哲雄も幸せになりますように。」

二人で幸せになってくれよーーーーーーー!


睦END(骨END)

思い切ってやり直して、ずーーーーーっと理性を選んだ私。

そうすると睦にカッターを突き付けられたときに、「俺か、城沼か、選んで」と問われます。
そこで理性を選ぶと睦ルートに入ります。蓉司は睦を選びます。それに対して、

「嘘つき」

という睦の一言がアッーーーーーーーーーーー!

嬉しそうなのに冷たくて、声優さんの演技に震えました。

そして時はたって二週間後、様子の変わらない睦は、学校が終わると蓉司のアパートへ……

そこには、血濡れの骨。それは蓉司だったモノ、と言われます。

アッーーーーーーーーーーー!カニバーーーーーー!

ずっと睦は「一杯食べる」「よく食べこぼしをする」という元気な男の子として表現されてきたんですよ。その流れで、「美味しそう、蓉司」と言わせて、食べちゃいたいくらい好き……を体現する。残酷……ニトキラ先生……

ちなみに、他のルートだと睦は一度蓉司のフェロモンにやられつつも、正気を取り戻すんですよね。自分のルートに入らなければ彼は無事に元の生活に戻れるという残酷さ……いやん……

哲雄ルートで必ず出てくる「哲雄も、悪い奴じゃないと思う。三人で飯食ったり行きたい」と睦と蓉司の約束のシーンはめっちゃ好きで、リピートしつつも何度も止めました。

TRUE ENDで待っているよ、三人のこと……


善弥END(人形END)

次に、ずーーーーっと本能を選択すると善弥ルートに。

自宅に監禁されて、「出来損ないのオス」である善弥に時間もわからなくなるほど愛でられます。

そのたびに肉を生む蓉司……

でも出来損ないのオスとの間の肉だから、きっと純成は生まれないんだろうな…

「俺のたからもの」

と蓉司を呼ぶ善弥。蓉司は答えることなく、人形のようなガラス玉のような目でうつろに虚空を見つめるだけ…なんも救いがないよう…


哲雄END3(融解誕生END)

哲雄END1と途中まで一緒ですが、迷わず、善弥ルートに入るところ以外を本能で選択すると出てくるEND。

姫谷に追い詰められつつも逃れ、蓉司の部屋で、儀式のような睦み合いを始める哲雄と蓉司。

「変わらないものなんてない」という蓉司の姉の言葉

「永遠って、あると思うか?」という蓉司と哲雄

「永遠なんてない」そして、「今この時を感じていたいから…」と本当に溶け合っていく二人……

傷を負った部分からコブのようなものがでて、血管が浮き出て、スチルはまるで、人間があの「肉」になっていく過程のよう。

そして、自分を見つめる哲雄の瞳に「愛に似た何かがあった」と蓉司は思います。
そう、愛ではないんです。

本能に従ってたどってきたから、このルートの二人は「内なる存在」の肉片たちの生殖本能のまま「オス」と「メス」として交接するんですよね。
このまま交わったら、お互いに死を迎えることはぼんやりわかりながら。
育んでいたはずの、「普通の人間らしい」感情や関係……情、みたいなものもありながらも、本能が勝っているんです。

そう思うと、幸せそうに見えるこのセックスもあまりに切ない。

大号泣で肉片に囲まれたセックスを見るわたし…ずびずびです。


哲雄END4(GRAND END)

他のルートをすべて攻略してから、理性より(睦ルートを回避)すると、こちらの哲雄ルートに入ります。

哲雄END2と同じくプールに入り込みますが、そこで選ばれる選択肢で「理性」を選ぶことで、「俺も、人間として生きたい──」と蓉司のモノローグ。

最後に、哲雄に名前を呼んでもらいたい、と思いながら。

そして時が飛んで数か月後、蓉司と自分の「オス」の側面のことだけすっぽり忘れた哲雄は復学します。そして無事に卒業し、養父母の家から大学に通います。ここで、ずっと哲雄がわだかまっていたらしい、養父母との関係がこのルートでは改善されていることがうかがえます。

人間関係は希薄らしく、どこか空っぽな哲雄があるとき自分の最寄り駅とは違う駅を降ります。そこは蓉司の住んでいた場所ですが、そんなの哲雄は覚えていない。

でも、突然、覚えていない誰かと過ごした高校時代のことを思い出す。

そして思わずというように小さく誰かの名前を呼ぶ。


どんな気持ちでこのエンドを迎えるのが正解なんですか…?

そんな情緒ブレブレの気持ちで今このブログを書いています……


こっから全体的な(主に哲雄の)感想

メイン彼氏であるはずの哲雄、最初はぜんっぜん好きなれる予感がせず、強引だしちゃんとコミュニケーションしろよ!と私の内なる存在が叫んでいたのですが、

蓉司の姉の「赤ちゃんってね、何かを伝えたいときは、泣くか、じっと見つめてくるの」というセリフで合点がいきます。

哲雄、人間初心者のベビちゃんなんじゃん……!

哲雄は初めは見つめてくるだけ、強引に触ってきて、助けたと思えば蓉司をレイプしたり、もう散々なんですよね。

でも、蓉司と接していくうちに、だんだん「嫌じゃないか?」と聞いてきたり、慈しむように頭を撫でてきたり、意味不明な行動をする。

そう、順番が逆なんですよ。最初はまったくしゃべらなかったのが、だんだんと自分のことや、自分の気持ちについてもしゃべるようになっていく……

スキップ機能があるとはいえ(笑)何度も繰り返し同じシーンを見させる分岐ゲームだからこそわかる微妙な変化。

そして哲雄ルートで、最後に蓉司との会話の中で、

「自分は人間じゃないと思っていた」
「お前は俺と似ていると思っていた」
「お前に近づいて、嫌がったりされて、普通の人間みたいなこと、考えているんだと思った」

という中からも、最初の哲雄はどちらかというと、「オス」として蓉司に近づいて自分のものにしたくて強引に触ったりレイプしたり見つめたりしていたけど、
触れ合っていくうちに相手が自分と似ている存在でありながら、もっと感情があると気づく。

「嫌がられたり」って結構哲雄にとっては衝撃的だったんじゃないかと思うんですよね。オスとしては、まさかメスに拒絶される、ましてや自分の行動が「意味わからない」と言われるなんて……

でも、どうしてもそのまま嫌われたままではいられなくて、慈しむようなしぐさをして、蓉司の様子をうかがいながら、触れるようになる。

この一見あべこべな行動の順番ですが、それが哲雄の内面の変化だと思うと面白いな~って思います。

蓉司に好かれたい、蓉司というメスを自分のものにしたい、という「オス」の本能からくる行動が、必然的に、人間らしい感情や行動を哲雄に芽生えさせていったのかなあ……と思うと不思議です。

そんな人間初心者哲雄を受け容れて、哲雄の慈しみに絆されていく蓉司に、「オス」の本能からくる「ものにしたい」欲求と歯、また全然別の感情を抱いたんじゃないかな、哲雄は。

グランドエンドの哲雄は、蓉司の記憶こそ失いましたが、以前はわだかまりのあった養父母と高校卒業後も一緒に暮らし(ふしぎ存在蓉司との同棲ルートでは高卒で家を出ています)、バイトや大学の人から飲み会に誘われる程度には雰囲気が柔らかくなっていると想定されます。

蓉司とのふれあいで得た「人間らしさ」がきちんと彼の中に残っているんですよね。ベイビーちゃん、ちゃんと社会に溶け込んでいる……!


それに哲雄ルートに入ると、たびたび哲雄が蓉司のことを「俺の、──」と言おうとして、口を塞がれたり、続きの言葉がうまく出てこなかったりするんですよね。

「俺の、メス」「俺の、好きな人」

ストーリーを追っていくと、どれもしっくりきません。

ただ、蓉司はグランドエンドで「最後に俺の名前を呼んでほしい」と願うんです。

記憶喪失になっても、ふと、哲雄のくちびるから最後にもれた「ようじ」という名前。


あのセリフに続くのは、

「俺の、蓉司」

なんじゃないかな、と個人的には思います。
恋でもなく愛でもなく、本能で惹かれあって運命のようにお互いを受け容れていって、好きな人というにはあまりに動物的だし、でもお互いに唯一無二になってしまったような。

だから、「俺の蓉司」であるのが、一番しっくりくるなーと個人的には思っています。他に代えられない存在。


哲雄END1(姫谷に殺される共倒れEND)では「もし、普通の人間だったら、友だちとして自分の部屋に哲雄を呼ぶこともあったんだろうか」と空想したりもします。

でも、そんなIFは存在しない。

二人の運命がクロスしたのは、皮肉にも「オス」と「メス」だったから。

普通の人間になった哲雄には、いうなれば蓉司ともう心を交わすことはできないのかもしれない……と思うとじーんと来ます。

そして哲雄END3(融解誕生END)は、一番糖度甘めなんですけど、二人は内なる存在のッ生殖本能に翻弄されていて、ここまで築いてきた二人自身の絆は彼らと一緒に溶けていってしまうような気さえします。

個人的には「本能」と「理性=人間らしさ」とすっぱりわけてしまうのはなんとなく抵抗があるのですが!(笑) でも、内なる存在の生殖本能と、二人自身の意思だと思えばいいのかな……

そうなると、やはり二人自身が築いてきたものがきちんと哲雄の中に残るグランドエンド、理性のエンドが「二人にとっての最良の選択肢」だったのかな……

だからこそ、二人の最後の選択であり、最後の場所である「sweet pool」ってタイトルなのかも。

(ちなみにグランドエンドを迎えるために唯一の本能の選択肢が「俺か、城沼か、選べよ」と睦に詰め寄られた時。ここで本能で答えさせればグランドエンドなわけですが、この本能は哲雄のことをもう嫌とは思えない蓉司の気持ちの変化だと思うとちょっと他の選択肢とはニュアンスが違うともいえます)


本能や運命というもので惹かれあった二人を、ただでは幸せにしてくれないニトキラ先生。

今やフジョシ界を席巻するオメガバースとか、ニトキラ先生に扱わせたらとんでもないことになりそうですね。扱ってほしいような、怖いような……


とはいえ哲雄と蓉司のラブラブイチャイチャが見たいし、純成くんとの幸せ家族計画だって見たいよー!!!!

そう願って、Pixivの海へと沈んできます。つらい公式にはお花畑のファンアートが傷口を癒してくれるぜ…。

何はともあれ、思ったようなハッピーエンドはひとつも得られず、呆然としながらもこう振り返ってみるとめちゃくちゃ面白いゲームでした。

ドラマダはストレートにボーイズラブでしたが、咎狗・room no.9・sweet poolと倫理規定のあるBLゲームって、なんだかボーイズラブの定義から揺るがすような関係性を描いていて、可能性が広がりますね。

この気持ち、大事にしていきたい……いやでも私は甘々イチャイチャも読みたいよ……


というわけで、スイプー先生を乗り越えた私に怖いものなどない!そろそろスロウ・ダメージをプレイしていきたいです。


 

2021年3月25日木曜日

DRAMAtical Murder【序】 ~初めてのBLゲーム 性癖デパートは返品不可~

 前説 ※こちらにはネタバレありません※

キッカケはささいな欲求でした。

最近私はすごくBL小説を読んでいます。当たり前といっちゃ当たり前なんですけど、紆余曲折ありつつもみなハッピーエンド。というか9割くらい甘すぎるくらいの光の物語ばかり……


……も、物足りない……


泥沼に足をとられてにっちもさっちもいかないような最悪の気分に頭を殴られたい…!


わんわん泣きながら深夜の布団の中から「無理…」ってTwitterで呟かざるを得ないような情緒不安定な気分になりたい…!


どんなに頭をひねっても救いがないようなバッドエンドにぶち当たって落ち込みたい…!


闇のフジョシのサガというべきか、単にドMなのか、日々商業BLをたしなむなかでムズムズと満たされない欲求が膨らんでいきます。これが同棲相手が一週間の出張で肉欲を持て余してしまうBLラブラブカップルの渇望的なものか……この時点(9月末)で、前回推しの不幸で泣いてから半月程度(9月2週目は泣いてた)しか経ってません。我慢ができない。Boys'Loveで最悪の気分になりたい。そんな欲求が膨らんでいきます。


しかしバッドエンドとわかって読む小説も味気ないし、なによりBでLなバッドエンドの小説って探すの結構難しくない…?ハンニバル・レクター先生の小説ぐらいしかなくない?という偏見を持つ私が手っ取り早くバッドエンドを摂取するために思い至ったのはそう……BLゲームです。


BLゲームって、最悪の救いのないバッドエンドが見れそう!あとグロも見れる!(実はそういうのもちょっと好き)実際にはBLゲームで遊んだことのない私はそんな偏見を持っていました。

そして欲望にまみれたフジョシの行動は早かった。


……話は少しさかのぼります。


私のTwitterのタイムラインには、少し前から様子のおかしいフォロワーがいました。


「●●●…かわいいね…」とおもむろにつぶやき、私の知らない推しのことで悶え、その推しのちょっとフェチな絵を描き、どうやらオタク的散財が止まらない様子……へぇ……BLえっちゲームやってるんだ…彼女はひとりで私の知らない沼に落ちているようでした。よく知らない沼だとしても人が沼で溺れている様子って見てて楽しいよね。オタクあるあるです。


そんなふうに彼女のことを傍観していた私ですが、最悪の気分になれるBoys'LoveなBAD ENDING STORYを求めてBLゲームをやろう!!と決意して、彼女に尋ねました。「なんのゲームしてるんですか?!」そして返ってきたお返事がこちら↓


https://www.nitrochiral.com/game/dmmd/




ドラマダ…!聞いたことあるし見たことある…!すんごいダークでエッチな成人向けのフィギュアが出てるやつだ…!


ニトロキラルプラス…!聞いたことある…!オタクな学生が夜な夜なやってたという噂の成人男性向けPCゲームブランド「ニトロプラス」から派生した、成人女性向けBLゲームブランドだ…!(※やったことないくせに詳しい)


声優さんの名前が源氏名だ…!これが成人指定商品…BLCDとはまた一線を画す存在…!検索したら大好きな声優さん(そして彼が演じたとあるキャラには人生で一番心のtntnがお世話になっているといっても過言ではない)の源氏名だぁ!わあ!


とテンションだだだだだだだだ上がりであります。


つい先日期待が裏切られたばかり(某本屋大賞の人が書いたBL小説)だというのに懲りないなあ!と今なら思いますが、「フジョシは、常に前を向く生き物だ」という名言を胸に早速PCのデータを整理して容量をあけ、ダウンロード版を購入。


そして、私のめくるめくBLえっちゲーム初プレイが幕を開けたのでした。


プレイ感想① ~こいつらと恋愛するのかふーん~

※こっから先はネタバレばかりなので、今後新たにプレイをする予定の方にはオススメできない記事です!

※また個人の主観と妄想が多大に含まれている内容となることが予測されるため、実際のプレイ内容とかい離している可能性が高いです。しかしあくまで「感想」のため、「事実無根じゃん!」というツッコミはなしでお願いします。根拠は私の心の中にあるので…


1. そもそもドラマダのこと、どのくらい知っていた?


「全然知りません!!!!」


R18成人女性向けのゲームであり、ノベルゲーなのでいわゆるfate/snの原作ゲームみたいなものなのかな…?アレのアプリ版をダウンロードしたものの、途中で挫折している私…ノベルゲーなんてまったくできる気がしません…(でもバッドエンドで最悪の気分になりたい…)

そしてすんごいヤバい初の女性向けR18フィギュアが出たジャンルだと知っていました。十字架にかけられた青髪の主人公…黒の革素材のボンテージ…モザイク柄の包装につつまれて送られてくるtntn…快楽を感じている顔と堕ち顔のフェイス交換ができる500万ベイビー可愛いフィギュア…がめちゃくちゃ売れているという噂の…(問題のフィギュアについてはこちら)なのでプレイ前の私のドラマダへの所感は下記のとおりです。


「へぇ~きっとどエロいゲームなんだろうなあ!しかもこんな本格BDSMスタイルの拘束フィギュアがでちゃうなんて…主人公どうなっちゃうの…?総受けゲームっぽいし、突然の意味の分からないモブのいやらしい視線と手とエロが主人公を襲う!無自覚な主人公を慕う数多の男たち…ゲーム中もことあるごとにエッチしてでも次の瞬間にはけろっと立ちあがるくらい訓練されたお尻なのかなぁ。でも総受けって結構苦手なんだけど…なよっと系男子だったらどうしよう…基本的にマッチョが好きだし、総受けなら高慢女王蜂系の受けが好きなんだけどなぁ~!」


てな感じでそもそも攻め推しの私が総受けゲームをやるのが間違っていたのかもしれないと思いつつ、ぶっちゃけメインキャラのうち紅雀くんがかわいいのとミンクさんがかっこいいのとノイズのcvひのちゃ…野次馬根性さんとのことでわりと好きな見た目と気になる声が揃っていました。もう一人の攻略キャラは顔が見えないし、「ふなっしーみたいなイロモノ系かな?」とホームページを見ながらノーマーク。何事も経験。物は試し。たくさんの人が楽しく狂ってるっぽいからとりあえずやってみよ~!といざダウンロード……いやダウンロードしてもなかなか始まらない……アッこれもしかして分割ダウンロードってやつ全部やらなきゃダメな奴?!く~~~~始めるのに時間がかかるぜ…


というわけで初日はセットアップだけでおねむになってしまったので終了。初めてのBLえっちゲーム、どんな感じなのかな~♪と一人暮らしで無職のフジョシはワクワクしながらその日は就寝しました。


2. 蒼葉たんと彼氏たちとの出会い


ゲームは主人公・蒼葉がバイト先のジャンクショップ『平凡』で、明らかにいやらしい魂胆をお持ちのモブおじさんからテレフォンセクハラを受けるところから始まります。さすがBLゲーム…!理不尽なモブおじさんの魔の手が主人公を襲う!!!!にわかにテンションが上がります。


しかし、蒼葉くん、さすが主人公の座を射止めた男。ただではセクハラされない!(?)


モブ「こ、こんや、直接、会えないかな…?お兄さん、もっと聞きたくなる声してるんだよね…」

蒼「ありがとうございます~!ところでお客様、今度○○××の新商品の予約が始まるんですよ。予約された方にはもれなくサービス、させていただきますが、どうですか?」

モブ「さ、サービス?!」

蒼「はい、サービスです」(←この声がいやらしいぃ~~~!)

モブ「よ、予約します!お願いします!」

蒼「ありがとうございます~!そうしたら個人情報送ってくださいね!これからもどうぞごひいきに~(ガチャッ)」


あ、あおばくん…!セクハラモブおじさんに向けてなんていう容赦のないあこぎな商売をしやがる…!

す、好きになっちゃうじゃん…!!!!


そんな感じでつかみは上々。気のイイ兄ちゃん風かと思えばいい意味で裏切られたBLゲームの主人公のあこぎな雰囲気にちょろっと落とされる私はそう、世界で一番チョロい消費者です。


また一人フジョシを落としたことなど露しらず、蒼葉くんはバイト先の店長・羽賀さんから頼まれデリバリーサービスへと荷物運びのお仕事へGO。そこでナビもしてくれるペットのようなスマホのようなオールメイトの蓮のスイッチをオンにします。

ふわふわの青い塊…かわいいワンチャン…おめめくりくり…


ワンちゃん <『蒼葉、了解だ』(cvイケボ)


え、ええ声やんか~~~~~!

子宮に響くタイプのバリトンボイスやんか~~~~~~!


それはずるいよお…と思いながらもこんなかわいいワンチャンからイケボが飛び出してくるチグハグさにドキをむねむねさせてしまいます。噂の人気BLゲーム、最初からかっ飛ばしてくるぜ…ふわふわのワンチャンにイケボを搭載するなんて誰もあらがえないじゃん…人間の心理をよくわかっている…ずるい…あこぎな商売だ…


まだまだLOVEの気配は感じていませんが、すでにこの一名+一匹(一体?)の登場にメロメロなアタイ。我ながらちょろすぎる…

蒼葉が住む碧島の街を進んでいくと、どうやらまた知り合いに鉢合わせるものの、彼はたくさんの女性に囲まれており……


「きゃ~~~紅雀さぁ~~~ん♡」

「かっこいい~~~~~♡」


でたー!モテモテハーレム男!女たらし!バカ!(まだ何もしゃべってない)


「よぉ蒼葉、今度またお前ん家行っていくからな」


モテ男こと蒼葉の幼馴染らしい紅雀は両手に女を抱きながら蒼葉のご飯の約束を半ば強制的にとりつけます。知ってるぞ。こんなにモテモテだけどずっと昔から蒼葉のことが好きだったんでしょ……

でもこのモテ男、気持ちのいいモテ男なのでモテるのがちょっとわかってしまう。だからこそいつか後ろから刺されそうだな…(そんなところが好き)…悪意のない好意をふりまいて後ろから刺されるような男が性癖です…( ;ω;)

でもこの時点では特に恋愛フラグはなく、蒼葉の髪に触ろうとした女性の手を振り払うか躊躇うかの選択肢を適当に選んで紅雀とはお別れ。ばいび~!


この後いろんな人と出会ったり家に帰って家族と話したりするのですがそこは割愛。ワンチャンこと蓮や紅雀との会話や何気ない日常を楽しんでくださいな。

ちなみにこの道中、幼馴染っぽいミズキという男にナンパされまくる蒼葉。ミズキは彫り師とのことで刺青をいれないか~とか、うちのリブチーム(ヤンキー集団?)に入らないか~とか。モテモテだな蒼葉。それは想定内だったよ。BLゲームの主人公だもんね。


そして後日、バイト先から配達を頼まれると突然”ライム”というバーチャルバトルの空間に投げ出される。

そこで出会ったのはなんと、変なうさぎマスクを着たホラーっぽいフォントでしゃべる男…

まるでデッドマン・ワンダーランドの登場人物みたい…そういう系ですか?




ここで主人公の謎の片鱗を見せられるなど大事な伏線になってきます。

やったことのないライム中、なぜかオールメイトへの支持が的確にできるようになる…しかしライムが終わった瞬間意識を失い……


気付いたら、バイト先の店の前!


あと、怪しいガスマスクのおとこ!


うわ、もしかしてこれがさっきのウサギマスクの正体か……?あまりに雰囲気が違いすぎるけど……?と思ったけどそれっぽい言動はなく、というか言動があやしすぎる。なんなんだ突然マスターとか呼び始めて。お前はサーヴァントか?2012年はまだアングラ・コンテンツだったけど残念ながら2021年じゃあ覇権コンテンツなんだよ、fate……


なんだか時代の流れを感じつつ、ガスマスクとは別れる。晴れなのにビニール傘をさしたガスマスクと……


そしてその後バタバタと同居している祖母がぎっくり腰で倒れて大慌てで迎えに行ったり、蒼葉のヤンキーめいた街での様子とはまた違う、家族に大事にする面にほろり…


と思ったら帰宅するなり、なんと上の階には知らない男が勝手に蒼葉のパソコンを弄っている!!なんてやつだ!!バチバチにピアスを顔面にはめまくった男は、なんと自分が蒼葉にライムをけしかけたうさぎマスクだとしれっと白状。

おまけにマスターって蒼葉のことを呼ぶガスマスクと、どこから何を嗅ぎつけてきたのかモテ男・紅雀が登場!

紅雀はさすがにピアス男が蒼葉になにやら不貞を働こうとしたらしくカッと頭に血が上り(落ち着け!)、江戸っ子さながら喧嘩をしかけようとする……いやいやいや喧嘩っ早すぎデショ……


そしておそらくこのあたりのどこかでバイクと接触事故を起こす蒼葉。冷静に考えて大丈夫か?災難が多すぎない?そのバイク事故の相手が、事前に情報をHPで情報をキャッチしていた4人目の彼氏なのだが、あまりに一瞬&会話がなさすぎて気づいたのは二周目でした。てへ。


そんな感じで彼氏たちと出会いました。その後&各彼氏のルートごとの感想はまた別記事で。